dヒッツのレビュー!使ってみて感じた「良い所・悪い所」を包み隠さず紹介

dヒッツのレビュー

月額制の音楽配信サービス「dヒッツ」を実際に使ってみて分かった良い所・悪い所を包み隠さずレビューしていきます。

音楽配信サービスの種類が多く、どれに登録したらいいか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

dヒッツってどんな音楽配信サービス?

dヒッツはdocomoが運営している音楽聴き放題サービスで、月額500円と300円のプランから選ぶことができます。

国内最大級の規模で配信されており、特に邦楽アーティストの配信数はNo.1なので、日本人向けのサービスと言えるでしょう。

配信数は550万曲以上と、他の音楽配信サービスには劣りますが、邦楽の人気アーティストは抑えているので洋楽を聞かない人なら満足できる充実ぶりです。

また、他の音楽配信サービスと比較すると、月額料金が最大で500円(税抜き)と料金の安さが最大のメリットと言えます。

dヒッツはプログラム単位での再生

プログラム

dヒッツは1曲単位での再生ではなく、dヒッツ側が提供するジャンルやアーティスト、シーンによってまとめられたプログラムを再生するラジオ型と呼ばれています。

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プログラムはアルバムのようなものをイメージしてくれればOKだ!

好きな曲だけの再生ができず、アルバムごと再生する必要があり、ラジオのように流し聞くようなサービス形態です。

そのため、好きな曲を選んで再生したい人にとっては不自由を感じることでしょう。

1曲単位、好きな曲だけ再生するには

500円プランに加入すると使える「myヒッツ」機能を使うことで好きな曲だけを再生したり、リピート、自分で好きなようにプレイリストを作成することが可能になります。

myヒッツは1ヶ月に10曲までしか登録できないといったデメリットもあり、継続してdヒッツを利用しない人にとっては使いづらい機能です。

枠数に上限は無いので使えば使うほど便利になるのがdヒッツですが、登録したばかりだと満足にその機能を使えない点には気をつけましょう。

継続して何ヶ月も使いたい人、プログラム再生でラジオのようにBGMとして音楽を聴きたい人にはおすすめのサービスです。

継続利用することで他の音楽配信サービスに勝るとも劣らないと言えます。

ダウンロード・オフライン再生が可能

dヒッツは以前までダウンロードができず、オフライン再生もmyヒッツに登録した曲のみでした。

しかし、2018年9月4日からプログラムのダウンロードとオフライン再生に対応したため、使い勝手が非常に良くなりました。

データ通信量を気にしている人にも安心のサービスとなり、事前にダウンロードさえしておけばdヒッツのせいで通信速度制限になることはありません。

以前はmyヒッツでのみオフライン再生が可能だったこともあり、500円プラン以外考えられませんでしたが、プログラムのダウンロードとオフライン再生が可能になったことにより、300円プランの価値も高まりました。

そのため、特定の曲に絞らず、ラジオ感覚でBGMを流したい人にはかなり格安な料金で使うことができます。

オリコンTOP100が国内No.1

調査会社「株式会社インプレス」調べで「アーティストトータルセールスTOP100」の中で配信されているアーティスト数が最も多いのがdヒッツとなっています。

サービスアーティスト数
dヒッツ79
うたパス77
レコチョコBest64
AWA62
Apple Music61
Google Play Music61
KKBOX61
LINE MUSIC61
Amazon Music Unlimited59
SMART USEN59
Spotify56
Rakuten Music54
Prime Music30

この調査によって、有名アーティストの配信数がNo.1とされています。

アーティストの配信数がNo.1といった評価も見かけますが、あくまでもオリコンTOP100のアーティストの中でdヒッツの配信アーティスト数が一番多いことから「実質アーティスト配信数No.1」といった意味になります。

有名所を抑えているdヒッツですが、割とマイナー・インディーズ系も多く配信しています。

配信している音楽のジャンル

配信ジャンル

dヒッツで配信されている楽曲のジャンルは幅広く、日本や海外の有名アーティストまでカバーされています。

邦楽、CM曲、アニメ主題歌など、特に邦楽が強いですが、洋楽には弱めなので、洋楽をメインで聴きたい人は他の音楽配信サービスをおすすめします。

dヒッツで配信されているジャンルは以下の様に分けられています。

邦楽J-POP/J-HIP HOP/J-R&B/J-REGGAE/J-ROCK/J-インディーズ/フォーク/ニューミュージック/歌謡曲/演歌/アニメ/声優/キッズ/童謡
洋楽POPS/HIP HOP/R&B/REGGAE/ROCK/SOUL/FUNK/DANCE/OTHER
その他ジャズ/フュージョン/クラシック
ワールドK-POP/ボサノヴァ/ラテン

日本の音楽以外も配信しているものの、配信しているだけで懐かし目の洋楽が多い印象で、海外の音楽を聴きたい人にはおすすめしません。

邦楽はアニメやジャニーズ、インディーズなど、幅広く扱っており、評判も悪く有りません。

dヒッツの良い所

  • 月額料金の安さ
  • myヒッツ機能
  • 邦楽に強い
  • ダウンロード可能
  • オフライン再生可能
  • 歌詞表示機能がある
  • 音楽情報が取得しやすい

この中で何が良いのか分かりにくい「myヒッツ機能」と「音楽情報」について解説していきます。

myヒッツ機能が継続するほど便利

myヒッツは楽曲を登録できる枠が毎月10枠増えていきます。この枠数には上限は無いので、継続してdヒッツを利用していれば自分で好きな曲だけを集めてプレイリストを作成することができます。

好きなアーティストの曲でも、アルバムの中にはスキップしてしまう曲ってありますよね。dヒッツのプログラムも同様で、聴きたく無い曲が入っている場合があります。

myヒッツを使うことで聴きたくない曲を省き、自分で好きな様にアルバムを作ることができるのが便利です。

ただ、気をつけたいのがmyヒッツに登録できる枠には6ヶ月間の有効期限があり、空き枠に楽曲を登録しないと有効期限が切れた時に枠が消滅します。

楽曲を登録さえすれば有効期限は無くなり、登録した楽曲が消滅したりしません。無駄に枠を消滅させないように気をつけましょう。

音楽情報が取得できる

音楽情報

dヒッツアプリは「FEED」機能で音楽関係のニュースや様々な切り口で特集されたプログラムを見ることができます。

FEEDでは、新曲や注目アーティスト、季節にあった楽曲紹介、インタビューなど、様々な情報が紹介されています。

最新の人気曲やトレンド(流行)をいち早く知ることができるので、人と話す時の話題にもしやすい便利な機能です。

カテゴリでジャンルごとの記事だけを表示することもできるので、自分の好きな情報だけを取得選択することもできる音楽ニュースアプリ的な使い方ができます。

dヒッツの悪いところ

  • myヒッツ機能が短期では使いにくい
  • 好きな曲だけを聴けない
  • 洋楽が少ない

プログラムのダウンロードが出来るようになってからは悪いところはかなり減りました。

良い所にもあったmyヒッツ機能ですが、悪い部分もあるのでその点について解説していきます。

myヒッツ機能が短期だと使いにくい

myヒッツは1ヶ月ごとに10枠追加されていくため、枠数が少ない間は使いにくいを通り越して使えません。

しかも、一度登録すると楽曲を削除することはできず、非表示しかできません。そのため、要らない楽曲を削除して枠数を復活されるということができず、楽曲自体が配信停止になってやっと補償として枠が復活します。

継続するほど枠数が増えて便利になるmyヒッツですが、枠数が増えるまではとにかく不便としか言えません。

dヒッツでは非表示のことを削除と言っていることもあり、登録前にmyヒッツのことを適当に調べると誤認してしまいそうです。

あえて分かりづらい説明を入れるあたりに携帯キャリアのいやらしさが感じられます。

好きな曲だけを聴けない

myヒッツに保存できる枠が十分に確保できれば問題ありませんが、基本的にはプログラムでまとめられた楽曲の再生になります。

プログラム内の楽曲はmyヒッツに保存するまで1曲を選んで再生ができず、興味の無い楽曲も聴くことになりますし、わざわざスキップで飛ばすのも面倒です。

myヒッツも1ヶ月に10枠増加と少なく、好きな曲だけを延々と再生したい人にとっては使い勝手は微妙と言わざるをえません。

逆にプログラムの再生だけで十分だという人にdヒッツはおすすめです。

dヒッツを使ってみたレビュー

実際にdヒッツに登録して使っていますが、感想としては「割と満足できる」と感じました。

というのも、私が求めているのはダウンロードしてオフライン再生が可能なことと、邦楽を流したいことだからです。

特別聴きたいアーティストがいるわけではなく、最新のランキングや年代別の人気曲、懐メロなどが聴きたかったため、プログラム再生と相性が良かったからです。

ダウンロードできる容量も多く、適当な曲をオフラインで再生しながらランニングや通勤中に再生したいといった目的に合っているので満足できました。

同じ様な目的でdヒッツに登録するのなら、myヒッツ機能はいらないので300円プランに加入するのがおすすめです。

逆に、好きなアーティストの楽曲だけを再生したい人はdヒッツは駄目なのかといえば、そうでもありません。

myヒッツ枠が増えればそのアーティストの楽曲を満足いくだけ保存できますし、アーティストのプログラムがあれば好きなアーティストの楽曲だけを再生することも可能です。

料金も安く、何か音楽配信サービスに加入しようか考えている人は31日間無料で使えるので、まずは「dヒッツ」を試してみてはどうでしょうか。

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